- 居住地
- 神奈川県
- 年齢
- 59歳
- 性別
- 女性
- 利用コース
- 転職コース
- BEFORE
- デイサービス児童指導員
- AFTER
- ケアプラザ生活相談員
記事の目次
「私には武器がない」と悩む50代が、伴走者を得て手にした働きやすさ
食品メーカーで33年間、品質管理や商品開発に従事してきた59歳のNさん。
夫と共に準備をしてきた福祉業界へと飛び込みましたが、転職先の杜撰な労働環境に疲弊し、再びキャリアの岐路に立たされます。
「50代後半」
「強みとなる武器がない」
「ITツールに不慣れ」
という大きな不安を抱える中、ライフシフトラボ転職コースとの出会いがNさんの運命を大きく変えました。
受講を通じてこれまでの経験をポータブルスキルとして整理し、「受かる職務経歴書」を作成。
さらに、トレーナーとの二人三脚で徹底的な面接対策を行い、約80社へ果敢なエントリーを実践。
その結果、希望していた「体制の整った組織」であるケアプラザの生活相談員として見事内定を獲得し、前職から年収約80万円アップという大逆転を果たしました。
中年の危機を乗り越え、還暦を前に「新人」として新たなステージで輝くNさんの、希望に満ちたリアルなストーリーをご紹介します。
33年勤めた食品開発から福祉業界へ。しかし待っていたのは過酷な労働環境
私は地元の食品素材メーカーで、品質管理や食品開発の仕事に33年間従事しました。
長年勤めた会社でしたが、実は心のどこかで「自分はこのままで大丈夫だろうか」という漠然とした不安を抱えていました。
その不安を払拭するため、働きながら放送大学で福祉や心理、産業分野について学び続けていたのです。
さらに、夫が福祉事業を立ち上げる準備をしていたこともあり、将来は一緒に事業ができるかもしれないと、社会福祉主事任用資格などの取得に向けて動いていました。
しかし、夫が病に倒れ、他界してしまったのです。それを機に、私は食品メーカーを退職し、夫が目指していた福祉の現場へ入ることを決意。
放課後等デイサービスの児童指導員として働き始めました。
ところが、そこは個人経営の会社で、思い描いていた環境とは大きく乖離していました。
就業規則すらまともに存在せず、利用者が少ない日は勝手に有給消化扱いにされてしまう。面接時に聞いていた仕事内容と実際の業務が全く違う。
さらに、経営者のモラルを欠いた行動が原因で、2年間で20名ものスタッフが辞めていくという異常な状況だったのです。
ハラスメントが横行し、心理的安全性が全く保たれない現場。
この職場は会社の体裁をなしていないと、毎日強いストレスを感じるようになりました。
「どうしてもここでなければいけない理由はない。もっと体制が整った、しっかりとした組織で働きたい」
そう強く思い、再び転職活動を始める決意をしました。
「私には武器がない」という思いと、まるで浦島太郎状態からの再出発
転職を決意したものの、現実は非常に厳しいものでした。
ハローワークや大手の転職エージェントにも登録しましたが、59歳という年齢に加え、正社員希望という条件が壁となり、希望に合う求人情報はほとんど届きませんでした。
特に、大手の転職エージェントは「若者向けのサービス」という印象が強く、私のような人間は相手にされないのだと痛感しました。
そんなことで、私には自分を売り込むための「武器」がないと思い込むように。
食品開発を30年以上やってきたとはいえ、年齢とともに味覚などの感覚はどうしても衰えていきます。なので、これから新たな会社で開発職として活躍するのは厳しい。かといって、福祉の現場での経験はまだ浅い。
「もう現実を見て、きっぱりと諦めるなら早いほうがいいのかもしれない」
半ばそんな諦めモードでインターネットを検索していた時、40代・50代の支援に特化している「ライフシフトラボ転職コース」を見つけました。
無料の個別相談に申し込んだ時は、「無理なら無理だと、プロからはっきり言ってほしい」と、引導を渡してもらいたいという現実を見る覚悟で臨みました。
しかし、相談担当の方は私の話をじっくりと聞き、私が長年独学で取得してきたキャリアコンサルタントや衛生管理者の資格、そしてたくさんの経験の中に「活かせる強み」があることを見出してくれ、「やってみたほうがいい」と力強く背中を押してくださったのです。
その言葉を信じ、藁にもすがる思いで受講を決めました。
しかし、いざプログラムが始まると、思わぬ壁にぶつかりました。
それは「ITツール」です。前職まではアナログな環境で、事務系の作業からも長く離れていたため、GoogleスプレッドシートやGmailの仕組みが全く理解できていなかったのです。
「パソコンとスマホのデータが連動する」という基本的なことすら知らず、まさに「浦島太郎状態」。
こんな状態から本当に転職活動ができるのか、最初は不安でいっぱいでした。
支え続けてくれたトレーナー。伴走者の存在が運命を変えた
そんな浦島太郎状態の私を救ってくれたのが、担当のトレーナーさんでした。
全くITツールが使えない私に対して、一つ一つ、初歩的なことから丁寧に教えてくださったのです。
「数字は半角で入力する」といった細かなルールから、データの共有方法まで、根気強く付き合っていただきました。
そして何より大きかったのが、「受かる職務経歴書」の作成。
自分で書いた職務経歴書は、ただ事実を羅列しただけのもの。
今までの自分の経験をどう棚卸しし、企業にどうアピールすべきか、正解が全くわかりませんでした。
トレーナーさんは私の33年間の経験を深掘りし、「何を書き、何を削るべきか」「相手の企業がどんなニーズを持っているか」という視点を授けてくれました。
バラバラの「点」だった私の経験が、ポータブルスキルという「線」として整理され、相手に意図や工夫が伝わる文章へと劇的にブラッシュアップされていったのです。
そして、こんなこともありました。
転職活動中、プライベートで母との関係から深く落ち込んでしまう出来事があったんです。その時、トレーナーさんは私のちょっとした異変を感じ取り、「どうしましたか?」と寄り添ってくれました。
心の底からどん底にいた私にとって、「とにかく一緒に走りましょう」と励ましてくれる伴走者がいることは、どれほど心強かったか計り知れません。
もし一人で活動していたら、きっとあの時点で心が折れて、立ち止まっていたと思います。
約80社への果敢なエントリー。妥協せずに掴み取った2社の内定と年収80万円UP
書類の準備が整い、いよいよ本格的な応募が始まりました。
私は現職で働きながら、早朝の4時に起きて求人をチェックし、書類を作成するという生活。
ライフシフトラボ転職コースには応募代行サービスもありましたが、私は自分自身の目で求人をしっかりと確かめたかったため、自らの手で約80社にエントリーを行いました。
面接に進んだのはオンラインも含めて約10社。
そして、ここでもトレーナーさんとの面接対策が大きな効果を発揮しました。
私には言葉に詰まる癖や首を曲げてしまうといった、自分では気づかない癖があったのですが、それらを指摘していただき、改善を重ねました。
また、事前に考えうる質問に対する「問答集」を作り、自分ならどう答えるかを何度もシミュレーションしました。
そのおかげで、本番の面接でも「あの時考えたことだ」と慌てることなく、自分の言葉で堂々と受け答えができたのです。
粘り強く活動を続けた結果、最終的に2社のケアプラザから内定をいただくことができました。
どちらも同じ職種でしたが、最終的には自宅から通いやすく負担が少ないほうを選び、決断。生活相談員というポジションで入社が決まりました。
社会保険や安全衛生の体制がしっかりと整った組織であり、私の第一優先事項を見事にクリア。さらに、前職で約300万円だった年収は、約380万円へと大幅にアップしました。
内定の報告をした時、トレーナーさんが「最初は暗い表情だったけれど、途中から明るくポジティブになったから、絶対に内定が出ると思っていましたよ」と喜んでくださったことは、今でも胸に残っています。
「還暦にして新人」。年齢の危機を迎えたすべての人へ
現在は生活相談員として、地域の方々や子どもたちを支える業務に奔走しています。
自治会の会議に参加したり、社会福祉協議会の方と連携したり、地域の「困った」をすくい上げる仕事で、イベントの企画やボランティアの調整、公民館だよりの発行なども行っています。
実は、転職先が決まった後、ライフシフトラボの「AIコース」も受講しました。
そこで学んだCanvaなどのデザインツールやAIの知識が、今の仕事でのポスター作りや資料作成に直結しており、大いに役立っています。
私は今、自分自身のことを「還暦にして新人」だと呼んでいます。
年齢を重ねると、つい保守的になってしまいがちですが、一つの場所に留まらず、常に新たな展開を求めてチャレンジし続けないと、この時代は前に進めません。
40代、50代になり、「これまでやってきたことが通用しない」「このままでいいのだろうか」と、いわゆるミッドライフ・クライシス(中年の危機)を感じている方は多いと思います。
我慢して同じ組織に留まるのも一つの道ですが、もし「違う自分を見つけてみたい」「新たな環境で挑戦したい」と少しでも思われたなら、プロの力を借りて踏み出してみることを強くお勧めします。
「私には強みなんてない」
そう思っている人にこそ、自分では当たり前だと思っている経験の中にお宝が眠っていることを知ってほしいです。
プロの伴走者がいれば、そのお宝を見つけ出し、しっかりとした武器に磨き上げることができますし、私はできました。
人生100年時代、60歳なんてまだまだ若手。
私のこの転職が、次に一歩を踏み出す誰かの勇気になれば、これほど嬉しいことはありません。
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